熱意の伝え方

勤めていた私立高校を退職してスナフキンズ音楽教室を立ち上げる話を北海道にいる妻の両親に事後報告した際、

義理父「絶対上手く行く訳が無い。せっかく就職して安定収入があるのになぜ辞める必要がある?それに失敗して借金抱えたらどうやって家族を養うの?身の丈を知りなさい」

義理母「あなた、資産は持ってるの?え!資産も無いのに起業なんて無理だよ」

別のタイミングで義理の兄からも、

義理兄「起業なんて有り得ないね」

と、案の定、断固反対の百裂拳が炸裂。実はそれよりも前に結婚の承諾を頂きに挨拶にうかがった際にも「起業を考えてます」と将来の話をした時には店内で大声で猛反対されて結婚自体も許してもらえなかった。(結婚したけど)

それにご両親は国立大学卒のエリート公務員で仕事上、経営難で苦しんでいる事業主を多くみているから説得力ある。

立派な大人達にここまで言われると完全に自分の考え方が間違っているんだなって気持ちになる。どうせ、いくら頑張ったところで失敗するに決まっているし、俺のせいで家族を不幸にしてしまうし、やるだけ無駄だからやっぱり辞めようかな。っ超ネガティブマインドになるわけ。

そりゃそうだよね。

何の実績も貯金も無いハードライフまっしぐらな夢見る男に大切な娘を嫁にはやれないよ普通。僕なら「成功してから出直して来い!」って言うもん(苦笑)

ただ、それは(娘のことを)本気で心配してくれているからこその愛情の言葉。 

「頑張ります!やれるだけやります!」

なんて口先だけでいくら言ったところで何にもならない。もう、結果を出すしかない。圧倒的な実績を残すしか無い。

とにかく、がむしゃらに働いた。

正しい経営判断と情報が欲しいからビジネス書を読み漁る。

時間がもったいないからテレビ観るの辞めた。

仕事のパフォーマンスを下げたくないから体力づくりのためプールとジムへ通い始めた。 

家族の時間を作るために深夜まで仕事するのを辞めて21時半に息子たちと一緒に寝て朝4時に起きて仕事する生活に変えた。

醤油はうすしおに変えた。

あれからもうすぐ10年になる。

妻と二人で始めた小さな教室は現在25名の講師陣と共に3店舗を運営しており入会総数は間もなく1000名に達する。

来月11月オープンの4店舗目「オンラインスタジオ」は実店舗では無くビデオ通話を使ったオンラインの音楽レッスン。

そして、同時スタートするオンライン部活はFacebook非公開グループを使って全国から部員募集する。

無料体験受付中ですので、どしどしご予約くださいませ。

by Mr.Tsuge

追伸 今ではお義父さんは新店舗オープン前にはわざわざ北海道から駆けつけてくれて内装仕事と家事と子守をしていただき誰よりも身近で応援してくれてます。いつもありがとうございます。お義父さんが作る手作り味噌は世界一美味しいです。